日差しが暑い午後1番の時間、作業に向かうため木道まで歩いていると妙な光景が目に入りました。
サクラが咲いてる…
木を見渡すとちらほら花が咲き若い葉っぱまで生えています。
春に咲くはずのサクラが秋になって咲くことを「返り咲き」または「狂い咲き」と呼び、このような季節外れな生物的現象のことを「不時現象」と言います。
サクラは本来冬の寒さに耐えるために葉っぱから休眠ホルモンを花のつぼみ「花芽」に送ることで春まで咲かないようにエネルギーをキープします。ところが葉っぱが台風や虫による食害などで急になくなってしまうとストッパーがなくなり花が咲いてしまうのです。
今年の場合、猛暑と雨不足による影響で9月ごろからすでに各地でサクラの葉が落ちていました。
異常気象による影響でサクラのサイクルが乱れ、春にサクラの花が見られない・・・
そんな未来がもしかしたら来てしまうかもしれません。温暖化や気候変動のことをこの光景を見たときに思い出し、一人でも多く問題意識を感じてほしいと思いました。