逃げるアカネズミ、迫るジムグリ

4月25日

木道を抜けて最初の階段まで歩いていると何やら林の中からガサガサと音がしました。何かいるのかと見てみるとアカネズミが茂みから現れました。

日本固有種のネズミで桶ヶ谷沼の森林にも広く生息しています。夜行性なのですが昼間から見られるのは珍しいです。

しかし、よく見てみると口に何か咥えています。

どうやらアカネズミの子供のようです。アカネズミは春と秋が繁殖期なので今は子育ての真っ最中です。

そんな中子供を咥えていったい何をしていたのでしょうか?そのまま茂みの中へ入っていきました。

不思議に思いながらふと階段の先を見ると…

ジムグリがにょろりと現れました。

どうやらあのアカネズミはジムグリを警戒して避難しようとしていたようです。

ジムグリはネズミなどの小型の哺乳類を捕食し、ネズミの繁殖期には活発に活動することが知られています。

ジムグリもこちらに気が付き枯葉の中に消えていきました。うっかりジムグリの邪魔をしてしまったようです。偶然ではありましたが野生動物同士の営みを邪魔してはいけませんね。