冬になれば渡ってくるカモで賑わう桶ヶ谷沼ですが、ここ数日で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている
トモエガモが多数飛来してきています。
Cの観察小屋から撮影
例年であればAの観察小屋からみて右奥の倒木の周りに数羽程いるのをよく目にしますが、今年は
ピークであれば100羽以上が飛来しているようです。
なぜここまで増加しているかと言うと、トモエガモは春になればロシアへ渡り繁殖を行いますが
温暖化によりツンドラ地帯の環境が変化し繁殖可能なエリアが増えたことで個体数が急激に増加
したようです。
一見喜ばしいのですが特定の生物だけが過剰に増加することで生態系への悪影響は生じるものであり
本来であれば減少理由の方を改善することによって個体数が回復する方が望ましいことです。
また、もともとツンドラ地帯に住んでいた生物たちにとっては環境が変わってしまったことで住めなくなり
個体数が減ってしまう恐れがあることも考慮しなければなりません。