自然豊かな桶ケ谷沼を守り次世代へとつなぐために日々活動しています。
磐田市の桶ケ谷沼ビジターセンター内に「とんぼハウス」はあります。
ごあいさつ
2022/09/01
1986年日本一のトンボ生息地「磐田市の桶ケ谷沼」これを「守ろう!」だけでは守れない、「日本一!のトンボの楽園」の保護・保全へ向かうために!地主さん達をはじめ、行政・生き物の専門家・地元岩井地区の皆さん・一般市民が「日本一のトンボの楽園」をどうするか一緒に考えましょう!と磐田青年会議所メンバーが中心になり「日本一」を広く認知される場所にする!ここから保護への認識が高まり、保護・保全されることとなる。そんな基本的考え方から、「市民会議」を設立して磐田市の誇りのテーマとなる様!皆で保護への歩みが進められる様にと考えて設立されました。「市民会議・桶ヶ谷沼を考える会」であります。
まちづくりの核にも捉えられ、市民への認識も深まり運動が大きなうねりとなって運動が進められました。その後、静岡県による周辺も含めた用地の買収事業と「自然環境保全地域」指定へと動きました。以後、多くの歴史を刻むことが出来ました。日本一のトンボ生息地を保護・保全への基礎が出来、多くの市民・企業・団体の皆さんの認識も得ました。保護保全の基礎は出来たのでしょう。ただ今後、水の問題、周囲環境の変移、水生植物・周囲の植生の変化など状況の悪化が進んでいます。これには一部関係者だけで解決出来ることではありません。今後更に仲間を増やし、幼児も含めて子供たちにまた、若い世代の人達にも認識され、共に行動出来る環境を創らなければならないと考えます。
数十年経過しても今もトンボに関して「日本一!」と誇り、ビジターセンターを中心にして活動しています。トンボ特に市の昆虫に指定された「ベッコウトンボ」の保全保護のために活動しています。
自然と共生した持続可能な社会づくりの核として「美しい日本・地域・まちづくり」の先導役となる様に、日本一のトンボ生息地の保護・保全を推進しなければなりません。
活動の担い手を募集しています。持続可能な生態系の保全・復元を目指しての活動に、多くの皆さんのご理解と、ご支援を受けながら更に進めて行きたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
NPO法人「桶ヶ谷沼を考える会」理事長 今村 信大
団体概要
名称 | NPO法人桶ヶ谷沼を考える会 |
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所在地 | 〒438-0016 静岡県磐田市岩井315 桶ケ谷沼ビジターセンター内「とんぼハウス」 |
電話番号 | 0538-37-3888 |
FAX番号 | 0538-37-3897 |
会員 | 個人正会員:大人2,000円/年 高校生以下1,000円/年 法人会員:10,000円/年 NPO法人 桶ヶ谷沼を考える会 会報(年3回発行)を送付します |
沿革
西暦年 | 元号年 | 出来事 |
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1572 | 元亀3年 | 徳川家康が武田軍と戦った時、戦勝祈願に桶を沼に納めたことが、沼の由来といわれている。 |
1864 | 元治元年 | 沼から聞こえる奇怪な声の正体を確かめようと五里四方の人が集まる。(見付庚申帳より) |
1964 | 昭和39年 | 野路会が沼の動植物の調査を開始。 |
1974 | 昭和49年 | 磐田市教育委員会が、 野路会へ沼の自然環境調査を依頼 。 沼には植物403種・動物667種の生息を確認。 |
1980 | 昭和55年 | 沼の北部の土砂採取が許可され、緑の山肌が荒野へと変 貌 。NHKの自然のアルバムで桶ケ谷沼の自然が紹介される。 |
1985 | 昭和60年 | 市民の間に自然保護の意識が高まり磐田市がアメニティ・タウンに指定される。 |
1986 | 昭和61年 | (社)磐田青年会議所の全面協力により市民会議「桶ヶ谷沼を考える会」発足12月 。会長に今村信大 就任。 |
1987 | 昭和62年 | 標語決定「小さな命大切に」青島トモさん(向笠小5年) シンボルマーク 山崎三重子さん(浜松市幸) 「トンボに捧げる歌」作詞:永六輔 作曲:亀山法男 寄贈される 撮影に協力した映画「小さな沼の物語~ベニイトトンボの詩」上映会開催 |
1988 | 昭和63年 | 市がトンボをあしらった市政40周年シンボルマークを選定 ナショナルトラスト運動の展開を始める。 富士フィルム・グリーンファンドの助成を得て、桶ケ谷沼ガイドブック発行 |
1989 | 平成元年 | 静岡県が20億円の予算を投じ、沼及び周辺の土地約 60ヘクタールを買い取る。ナショナルトラスト運動が行政を動かした好例として、全国から注目を浴びる。 磐田商工会議所隣に桶ヶ谷を考える会の事務所「とんぼハウス」開設 ベッコウトンボ定量調査始まる。400頭確認。 磐田青年会議所が「この指とまれ!とんぼコンサート」開催 |
1990 | 平成2年 | C.Wニコル氏が「とんぼのまちシンポジウム」で講演 |
1991 | 平成3年 | 県条例で桶ケ谷沼を自然環境保全地域に指定 |
1992 | 平成4年 | 桶ヶ谷を考える会がアムウェイネイチャーセンターから500万円の寄付 アシの繁茂により陸地化した沼の一部を元の水域に戻し て、水生生物(特にトンボ)の復元を目指すための「復元池」を造成。また、ベッコウトンボの保護・繁殖を促すための「実験池」も造成を提案する。 |
1993 | 平成5年 | 第1回トンボ池コンクール実施 磐田市立中部小が最優秀賞 「第4回全国トンボ市民サミット」を磐田市で初めて開催 |
1994 | 平成6年 | ベッコウトンボ定量調査879頭(この調査ではピーク) ベッコウトンボが国内希少野生動植物種に指定される。 新会長 鈴木裕司 就任 |
1996 | 平成8年 | 「桶ヶ谷沼を考える会」10周年 |
1998 | 平成10年 | 磐田市政施行50周年記念事業として「トンボシンポジウム」~桶ケ谷沼の10年~を開催 |
2001 | 平成13年 | 「ベッコウトンボ保護シンポジウムin桶ケ谷沼」開催 いきもの環境づくり緑化部門環境大臣表彰 |
2002 | 平成14年 | 磐田市民賞 受賞 |
2003 | 平成15年 | 「桶ヶ谷沼を考える会」がNPO法人になる |
2004 | 平成16年 | 静岡県表彰条例に基づき県知事賞 受賞 桶ケ谷沼ビジターセンター完成。 |
2005 | 平成17年 | 「第16回全国トンボ市民サミット静岡県磐田市合併記念桶ケ谷沼大会」開催 |
2006 | 平成18年 | 「桶ヶ谷沼を考える会」20周年 桶ケ谷沼北復元池「生け簀」着工 岩井里山の会 |
2009 | 平成21年 | 「日本ナショナルトラスト協会」へ加盟 小惑星にOKEGAYA(桶ケ谷)と命名 古田俊正氏 |
2011 | 平成23年 | 桶ケ谷沼南西の台地にトンボ増殖場所(甑塚の水辺)を造成 |
2012 | 平成24年 | 「第23回全国トンボ市民サミット磐田市桶ケ谷沼大会」を磐田市で3回目の開催。 |
2013 | 平成25年 | 第35回サントリー地域文化賞 受賞 |
2014 | 平成26年 | 会長 今村信大 再就任 |
2017 | 平成29年 | 「桶ヶ谷沼を考える会」30周年 式典実施 「おけがや自然塾」開講 新事業として発足 |
2020 | 令和2年 | 桶ヶ谷沼を考える会が、ビジターセンターの管理運営受託を開始 |
2023 | 令和5年 | 一般社団法人セブン-イレブン記念財団 環境市民活動助成 決定 |