2月10日
日に日に春が近づき今日も日が暖かい散策日和です。
そろそろ冬鳥も移動し始めそうな季節になってきたので鳥を探しに沼を歩きました。
サクラのつぼみが色づき膨らんでいました。もうすぐ咲きそうです、1部のカワズザクラはすでに開花が始まっていました。
台地まで歩くとシロハラやメジロの鳴き声がよく聞こえてきました。撮影のチャンスはないかと先まで進んでいると常緑樹の林の奥から「ヒッヒッ、カッカッ」と大き目の声が聞こえてきます。
常緑樹の林…火打石のような鳴き声…ある鳥を想像しながら音の方へゆっくり近づくと…
あっ!!ルリビタキ!!
急いでカメラを向けて撮ってみましたがピントが合っていませんでした。
そうこうしていると林の奥へ消えて行ってしまいました、しかしルリビタキは先ほどのような鳴き声を出して縄張りを主張する習性があるためここに張り込んでいれば戻ってくるはず、そう思い待ち伏せていると…
やっぱり戻ってきました。ルリビタキの♂です。
冬になると桶ヶ谷沼のような丘陵地や平地の常緑樹林で越冬し、夏は高山へ移動して繁殖を行います。
同じ時期に見られるジョウビタキは開けた場所でよく見られますがルリビタキは光がまばらに差す常緑樹の林を好むようです。
帰り道を歩いているとジョウビタキがいました。ルリビタキよりも環境にうるさくないので割とどこにでもいます、桶ヶ谷沼を歩いていると必ずと言っていいほど観察できます。
今回は色鮮やかなヒタキの仲間が2種類観察できました、特にルリビタキは難易度が高いためとても運に恵まれた日でしたね。