2月22日
2月も後半になり開花する植物が増えてきました。特に湿性草地の菜の花畑沿いは花を咲かせる草本が多く観察しがいのある植物が多く生えています。
オオイヌノフグリ(Veronica persica)
ヨーロッパ原産の帰化植物で早春から青い花を咲かせます。果実が犬の陰嚢に似ていることから名前が付けられたイヌノフグリに似ていることから名前が付けられました。本種の果実はハート形に近い形をしています。
ノボロギク(Senecio vulgaris)
ピリリジンアルカロイドを含む有毒植物でかつては止血剤として利用されていましたが摂取量が多いと肝機能に障害を起こす危険性があります。
花は開ききらず、タンポポのように種子を飛ばして散布します。
ノゲシ(Sonchus oleraceus)
キク科の植物で葉っぱがケシの葉に似ていることから名前が付けられ、春から秋にかけてタンポポのような花を咲かせます。
春ごろの若苗や若葉は食用になりますが、似ている植物のオニノゲシは食用に向きません。
コハコベ(Stellaria media)
春の七草のはこべらは主に本種のことで食用として利用できます。春から秋にかけて小さな花を咲かせ花が終わると垂れ下がり果実(蒴果)を結びその中で種子を作ります。