7月5日
桶ヶ谷沼の木道の入口に入ると下に何やらコロコロとしたものが落ちていました。
大きさは5mmほどで結構大きめ、こちらとある蛾の幼虫の糞なのですが真上のハンノキにいるようです。
しかし意外と木の葉に紛れていて見つけるのが難しいんですよね、と思っていたら…
いました。
長さ約6cm、大人の親指ほどの大きさの芋虫です。
なかなかこれほど大きい芋虫はいません、オナガミズアオはハンノキやヤシャブシなどの湿地によく生える樹種を食べるため
桶ヶ谷沼のような湿地に局所的に生息しています。
また、近縁のオオミズアオとは成虫の姿だとなかなか見分けがつかないのですが、幼虫の姿の場合顔の色がオナガミズアオは緑、オオミズアオは茶色と明確な違いがあります。
成虫はこちら、かなり大きな蛾で8月から9月上旬あたりにかけて羽化しハンノキ周辺にとどまっていることがあります。
幼虫はハンノキの一番下の枝あたりから見つかることがあり、今の時期は探してみると見つかるかもしれません。