7月の樹液に来る虫たち

7月17日

梅雨明けがそろそろ来るこの頃、昆虫が最も活動するピークの時期でもありコナラやクヌギ、ヤナギの樹液で様々な昆虫が見られます。去年まではあまり樹液が出なかったCの観察小屋付近のコナラが樹液を出し始め昆虫がかなり集まっていたため観察してみました。

カブトムシ♀

ついこの間までオスも樹液に来ていましたが最近は♀単体で見つかります。

ケシキスイ

樹液が出ていると必ずと言っていいほど樹液の出口にいます。

アゴが発達しているのでクワガタのメスに若干似ています。

カナブン

1番数が多く何より大きめなので目立ちます。

樹液にはほかにもハナムグリなどが来ますがこの樹液にはアオカナブンやカナブンだけが来ていました。

ウシアブ

コガタスズメバチ

オオスズメバチ

スズメバチも樹液に沢山来ていました。ブンブン飛びまわっていて恐ろし気ですが樹液に夢中なのでこちらから刺激

しなければ攻撃してくることはありません。とはいえスマートフォンしかないので慎重に近づいて撮影します。

ちなみに6,7月に見られるスズメバチはほとんどが女王バチであり、危険性は低いのですがそれ以降に見られるスズメバチはほぼ間違いなく働きバチであり非常に凶暴なため注意しましょう。

 

木の上についている昆虫も見たいときは木を少し蹴って衝撃を与えてみます。

すると・・・

コクワガタ

クワガタが落ちてきます。個体数が多い場所だと一気に沢山のクワガタが木から落ちてくるクワガタシャワーなるものが

見られます。

この時木を蹴りすぎると木をダメにしてしまうかもしれないためやりすぎ無いようにしましょう。

 

樹液に来る昆虫の中でも特に人気のあるクワガタ、カブトムシは6月と7月に特に多く見られます。昆虫も生き物ですから暑すぎると活動ができなくなってしまいます。そのため8月頃から次第に個体数が減り始めるため今この時期がねらい目になります。