10月6日ごろから桶ヶ谷沼で迷蝶のリュウキュウムラサキが確認されました。
リュウキュウムラサキとは本来国内においては主に沖縄県や八重山諸島に分布するタテハチョウ科の1種で黒地の翅に青と白の星模様が入った美しい南国のチョウです。
このように本来南西諸島などに生息するチョウが本州域でも見られることを「迷蝶」といい台風の風を利用して飛来してきたり、飛来してきた1世代目の個体から生まれた2世代目が9月から10月あたりに出現し始める偶産現象が見られます。
今回のリュウキュウムラサキの発見により桶ヶ谷沼で確認されたチョウの数が68匹になりました。また別の迷蝶が見つかったり、飛来種のトンボや蛾、カメムシなどが見られるかもしれません。何か珍しい生き物が観察できた際にはビジターセンターへ是非情報提供をお願いします。
写真提供:掛沢孝彦さん(撮影日10月8日)